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DIPROニュース

2021

9月号

2021.09.10

DXを支える基盤としてのPLMシステム
~Aras Innovator®~

はじめに

DX(デジタルトランスフォーメーション)、UX(ユーザエクスペリエンス)の実現というキーワードは、経済産業省から「DX推進ガイドライン」が発刊されるなど、いろいろなところで取り上げられるようになってきました。一言でDXと言っても業態、規模も違えば、自社のもつ強みや弱みも様々です。海外、国内問わず事例も出始めていますが、自社に適したDXにどう取り組むべきなのか悩みは尽きないのではないでしょうか。

DX実現へ向けたPLMシステムの役割

DXの実現には、これまで日本が得意としてきた匠の技、勘と経験に基づいた製品・ものづくりの改革だけでなく、日々の企業活動で得られた製品やプロセスの情報を蓄積し、データに裏付けられた仮説による変革をよりスピーディーに加速度的に実現していくことだと考えます。

PLMシステムはDXの源泉となる製品を中心とした様々な情報を蓄積するための基盤システムの役割を担います。数十年前から図面管理、文書管理システム(PDM)や部品表(BOM)など製品情報の管理水準を上げる仕組みはインハウス(内製システム)や市販パッケージとしてありましたが、時代の流れと共にPLMシステムもWeb化、クラウド化が主流となってきました。

Aras Innovatorは昨今のトレンドであるクラウド化に対応可能なPLMシステムであり、既存のPDM、PLMシステムをご利用されているお客様からも多くのお問い合わせや、具体的なシステム構築のご相談をいただいています。

つながる仕組み PLMシステムのカスタマイズ性

製品ライフサイクルの流れにおいて、情報も川上から川下へと一気通貫で流していきます。システムを統合することにより、単一のデータ構造とセキュリティを確保することで、シンプルなシステム構築が可能となりますが、サプライチェーンを含めた企業活動全体を統合できるようなシステムは現時点では現実的ではありません。ERPやSCMとのデータ連携や、既存システムと並行稼働する場合はどう連携するのか、廃止する場合はデータ移行についても方針を決定することが重要事項となってきます。多かれ少なかれPLMシステムの導入には、他システムとのつながる仕組みや、これまで培ってきた既存システムからの機能移植などカスタマイズが必要となってきます。

従来型の市販パッケージ導入では、カスタマイズは極力行わず、豊富な機能群の中から業務で利用する機能を選択し、業務をシステムに合わせこむことで、システムの導入コスト、維持コストを最小化するアプローチを取ることこそが最善とされてきました。

Aras Innovatorを導入されたユーザ様の多くが共通点としてシステムのフレキシビリティ(カスタマイズの柔軟性)をポイントとして上げられています。PLMシステムに限った話ではありませんが、多種多様なユーザニーズに対応するため豊富な機能を充実させるのではなく、ユーザ独自にカスタマイズできるというのが昨今の製品には求められています。Aras Innovatorのカスタマイズの柔軟性として2つ挙げると、シンプルなアーキテクチャーとオープン性の高さです。

1つ目はデータの参照、作成、更新、削除、ファイルのアップロード・ダウンロードなど全てのやり取りが、AMLとよばれるXML形式のメッセージで行われており、外部システムやクライアント端末から実行するためにWebでは汎用性の高いRESTfulや.net、またiosやandroid OSからアクセスするためのAPIが準備されています。

2つ目のオープン性の高さとしてはAras Innovatorで管理されているデータベースの構造がシンプルであること、プレインストールされているBOMや技術文書管理、変更管理機能などのビジネスロジック部分がソースコードで提供されていること、データ更新や画面表示時などのイベントの前後に独自のビジネスロジックを実行する仕組みを持っていることなどから、独自のカスタマイズを設定とローコードで可能にしています。

最後に

「独自のやり方ではなく、業界標準に合わせるべきです」という言葉をユーザ、ITコンサルタント、PLMパッケージベンダーとの会話の場でしばしば耳にします。他社から学び、良いものを取り入れるためではありますが、システム導入やバージョンアップに時間とコストがかかるという理由だけが優先され、競争優位性を保つため長年蓄積してきた独自のやり方を捨て業界水準にまで落とすような取り組みにならないようにしなければなりません。

DIPROはAras Innovatorを含めPLMシステムを活用したPDM・BOMの構築や、レガシーシステムから汎用パッケージシステムへの移行プロジェクトなどの豊富な実績がございます。DIPROの知見を製造業の皆様方のDX推進にお役立ていただければ幸いです。

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ArasおよびAras Innovatorの社名、製品名称、およびロゴは、米国および/またはその他の国々における Aras Corporation およびその子会社、関連会社の登録商標または商標です。
(PLMソリューション本部 次長SE 毛利)

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